お知らせ
舌癖(ぜつへき)について
2023.2.28
目次
医療法人社団歯友会 赤羽歯科 戸田診療所 歯科医師の不破です。
以前、舌苔(ぜったい)についてのコラムを書かせていただき、その中で舌のポジションについて少し触れました。
日々診療の中で舌のポジションについて初めて聞きましたという声を頂くこともあります。正しくない舌の癖があるとその癖が歯並びに影響を与えてしまうこともあるので、今回は舌の良くない癖についてもう少し深掘りしていきたいと思います。
ご本人や周りの方で当てはまっている方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えてあげて下さい。
舌突出癖(ぜつとっしゅつへき)
まず1つ目は舌突出癖(ぜつとっしゅつへき)です。
リラックスしているときや、食べ物を飲み込む時に舌を前歯に押し付けてしまう癖のことです。
鏡を見ながら歯を出して唾をごっくんと飲んでみて下さい。その時に舌が歯と歯の間から出ていなければ大丈夫です。
この癖がずっと続くと上顎前突(出っ歯)や、開咬(奥歯で噛んだ時に前歯があいている噛み合わせ)になってしまう可能性があります。
低位舌(ていいぜつ)
2つ目は低位舌(ていいぜつ)です。
リラックスしているときに舌の筋力が弱く、ポジションが低い所にある状態です。
反対咬合(受け口)や、叢生(そうせい:上顎の成長が少なくなり歯が生える隙間が少なくなることで、歯が重なってしまう)の原因にもなっていしまいます。
そして口呼吸の原因の1つにもなってしまうため、気道がせまくなり、いびきの原因にもなってしまう可能性があります。
また、舌が安定していないと顎の位置が不安定で、食いしばりの原因に繋がってしまう可能性があります。
最後に
舌の癖は日々のトレーニングや常に気をつけることで改善することが出来ます。
心配な方は、ぜひ当院へご相談ください。
戸田・戸田公園の歯医者「医療法人社団 歯友会 赤羽歯科 戸田診療所」
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