お知らせ

顎関節症について

2021.3.31

医療法人社団歯友会 赤羽歯科戸田診療所 歯科医師の川端です。

顎(あご)が痛い。口を開けると耳元で音がする。口が開かない。など様々な症状を称して顎関節症と言います。

〇〇症とは病気ではなく症状という意味なので誰にでも起こる可能性があります。

季節の変わり目等の環境の変化により、多くの人が顎関節症になった経験があるのではないでしょうか。

顎関節症の症状と原因

顎関節症の症状は上記のように顎関節周囲の痛み、音がなる、開口障害があります。

その他に要因がなくいずれか一つでも当てはまると顎関節症と診断に至ります。

主な原因としてストレス姿勢などがあります。

ストレスには身体的ストレスと精神的ストレスの2種類があります。

・身体的ストレスは生活習慣の乱れ(睡眠の質の乱れ、栄養バランスの偏りなど)により感じると思います。

・精神的ストレスは人間関係により引き起こされることが多いと思います。

ストレスがかかることにより夜間のくいしばり・歯ぎしりが多くなり顎関節に負担がかかります

姿勢が悪くなる原因として、

・運動不足による筋力の低下

・長時間のデスクワークなど同じ姿勢で過ごすことで筋肉が緊張し固まってしまう

・生活習慣や癖(頬杖をつく、足を組む、かばんや荷物をいつも同じ手や肩で持つなど)

 

何が引き金となって顎関節症になっているかは不詳だが、大半はストレスや姿勢からくるものだと言われています。原因と挙げられているものが自分に当てはまるならそれらを除去していくことで顎関節症を抑えることが可能となります。

顎関節症の分類と治療方法

顎関節症の分類には大きく4つあります。

 

分類  
Ⅰ型咀嚼筋痛障害

(噛むときに使う筋肉の痛み)

夜間のくいしばりや歯ぎしりが原因で起きる障害
Ⅱ型顎関節痛障害主にぶつけたなど外傷によるもの
Ⅲ型顎関節円板障害関節には骨と骨の間に軟骨が存在し、

骨と軟骨の動きの乱れによる障害

Ⅳ型変形性顎関節症顎関節の形が変形してしまった状態

 

多くの人が体験するのはⅠ型とⅢ型です。

 

顎関節症の治療方法

 

治療方法は大きく分けて4つあります。

  • 生活習慣指導

顎関節に負担がかからないように姿勢を整えたり普段何気なくやっている癖を

しないようにするなど行動を変容する

  • 理学療法

手指で筋肉のマッサージ

口を開けたり閉じたりして筋肉のストレッチ

口が開かないときは下顎可動化訓練を行う

下顎可動化訓練の方法

1下の顎を左右に動かす

2開けられるところまで口を開ける

3指を使って痛みがあるところまで開ける

 

  • 薬物療法

顎関節や咀嚼筋に対して消炎鎮痛剤を使用します

  • スプリント療法

マウスピースを作製し睡眠時のくいしばりや歯ぎしりによる筋肉の緊張を和らげたり顎関節の安静を図ります

最後に

顎関節症は患者さん一人ひとり起因が異なるので治療はとても難しいです。原因を追究し改善していくことが治療の近道だと思います。症状が軽いうちに来院していただけると幸いです。何かわからないことがあればお気軽にご相談ください。