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歯の治療はどうして時間がかかる?

2022.4.30

目次

戸田公園にある医療法人社団 歯友会 赤羽歯科 戸田診療所 歯科医師の木造です。

 

皆さんは歯医者に通う時なかなか治療が終わらなくて、いつ終わるのだろう、本当にこんなに通う必要があるのだろうかなど疑問に思うことはありませんか?

もちろん必要なので治療の回数はかかるのですが、今回は何故治療に時間がかかるのか、また歯の状態によっておおよそどのぐらい治療の回数がかかるのかなどを解説しようと思います。

ただ、これらはあくまでも目安であり実際の治療期間は皆さんのお口の中の状態によって異なることが多々ありますのでご了承ください。

虫歯の治療

小さい虫歯の場合は虫歯をとって詰め物(コンポジットレジン)をするので一回で治療は終わります、虫歯がある程度大きい場合は型取りをして詰め物(金属やセラミック)を作って次回の時につけるので二回で治療は終わります。ただ治療には時間が必要であり、器具の準備も必要なので検診の時に同時にはできない可能性があります。

しかしこのような虫歯は自覚症状があまりなく、自身で気づくのは中々難しいです。

神経の治療(根管治療)

神経の治療には大きく分けて二種類あります。虫歯が神経まで到達してしまい痛みがでて神経を抜く場合(抜髄)、神経が死んでしまい歯の根っこの先端が膿んでしまっている場合(感染根管処置)があります。

どちらも治療は歯の中の神経が入っていたスペースを広げて抗菌性の薬をつめるのですが、もう膿んでしまっている感染根管処置の方が時間かかります。

期間としては2回から、膿んでいる範囲が大きい場合は半年以上かかる場合もあります。

この治療が一番患者さんからいつ終わるのか聞かれることが多いと感じます。

虫歯で痛みが出てから歯医者にくるとこの治療になる可能性が高いです。また治療が終わった後被せ物を作る場合が多いので更に最低でも三回以上治療の回数がかかります。

抜歯

抜歯自体は一回で終わります、親知らずなど抜いた後何もしなくて良い場合はその後消毒や糸抜きををして終わりです。

噛むのに必要な歯を抜歯した場合はそれを補う治療が必要です。方法としては三種類あります詳しくはこちら

入れ歯

型取りをしてすぐつくれる場合は二回、多くても4回ぐらいで完成します、その後馴染むまで調整が必要です。

ブリッジ

型取りして早ければ次回には完成するので二回程度で完成します。

インプラント

治療の回数は最短で5回程度からとなりますが、歯が抜けた部分の骨が治るのを待つ期間、インプラントが骨と結合するのを待つ時間などが必要なので期間としては半年ほどかかります。

歯周病

歯周病は歯の汚れ、歯の形状、使い方、癖、口腔内細菌、生活習慣、年齢など多数の因子が重なり合って起こる病気なので患者さんそれぞれで治療方法、期間は異なります。

また、ある程度歯周病が進んでしまっている場合は治療後もメンテナンスによって悪化しないよう管理していく必要があります。

最後に

歯の治療は病気が進行すればするほど治療期間はかかってきます、しかし初期の状態ではなかなか自身では気づけないことが多いです。早めに歯の問題を発見できれば歯を削る量も治療期間も少なくできるので是非定期的な検診に来て頂くことをお勧めします。

虫歯治療のことなら戸田・戸田公園の歯医者「医療法人社団 歯友会 赤羽歯科 戸田診療所」

JR埼京線「戸田公園駅」東口から徒歩5分

監修者情報

院長・歯科医師

三井

平成6年4月 医療法人社団歯友会赤羽歯科 川口診療所勤務
平成17年3月 医療法人社団歯友会赤羽歯科 戸田診療所 院長就任

当院では、日進月歩で進歩する医療知識・技術の研鑽に励み、歯やお口のあらゆるお悩みやトラブルを解決できる「総合歯科診療」を提供できる体制を整えています。また、「患者さん一人ひとりに適した診療を提供すること」を基軸にしています。 すべての方がみな同じ生活習慣や環境、歯科に対する考え方ではありません。考え方が異なれば、適した治療方法も一人一人異なるはずです。当院では患者さん一人一人にとっての最良の治療を追求し、笑顔になってもらうための努力を惜しみません。