お知らせ
歯科治療におけるレントゲンと被ばく量について
2022.1.28
目次
医療法人社団歯友会 赤羽歯科 戸田診療所 歯科医師の武田です。
歯科治療ではよくレントゲンを撮影することがあります。
しかし、レントゲンの被ばくって大丈夫だと思いますか?ちょっと心配ではありませんか?
今回は、レントゲンの被ばく量と、レントゲンを撮影する理由について話していきたいと思います。
レントゲンの放射線量について
結論から申しますと、大丈夫です。安心・安全です。
歯科治療時に撮影されるレントゲンの放射線量は具体値で示すと以下の通りです。
デンタルX線で0.01ミリシーベルト程度
パノラマX線で0.03ミリシーベルト程度
CT撮影で0.1ミリシーベルト程度
ちなみに東京とニューヨーク間を飛行機で1往復すると、0.2ミリシーベルトの被ばくがあります。これはデンタルX線20枚分の被ばく量となります。
一人当たりの自然放射線(年間)日本の平均では1.5ミリシーベルトになります。
できるだけレントゲンは取りたくない…。
もちろんその通りですが、レントゲンからは歯科医療にとって有益な情報を得ることができ、被ばく量は旅行に行ったのと同じくらいであると言えます。
レントゲンでしか分からないこと
銀歯の下の虫歯
白い詰め物の下の虫歯
歯茎の下虫歯
歯茎の中に眠っている親知らずの存在
知らず知らずに進行している歯周病
根の先で化膿している病変
良性の腫瘍
などなど、肉眼での所見では分からないことがたくさんあります。
いつから、どのような進行をしているのかという情報も、歯科医療にとってはとても重要になってきます。かかりつけ医としては定期的にレントゲンを撮ることで、患者さんの口腔内の変化をより詳細に探りたいと考えています。
CT(Computed Tomography)ではさらに色々なものが分かってきます。
病変の3次元的な広がり
歯の根の内部の詳細な情報、
親知らずと下歯槽神経の位置関係
歯周病に侵されている骨の三次元的な欠損形態
小さいレントゲン、大きいレントゲン、CTを駆使して、より詳細に診断・分析を行い、より精確で患者さんに優しい歯科医療を提供していきます。
レントゲンを撮影する際は、心配はせず、より良い治療を受けられるんだと前向きに考えることをお勧めします。
戸田市 戸田公園駅の歯医者「医療法人社団歯友会 赤羽歯科 戸田診療所」
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