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知覚過敏について

2023.8.31

目次

こんにちは!

戸田・戸田公園の歯医者「医療法人社団歯友会 赤羽歯科 戸田診療所」歯科医師の小泉です。

まだまだ暑く冷たい物を飲む機会が多いと思います。

皆さんは冷たい飲み物で“しみる”と感じたことはありませんか?

そのような症状を感じた場合「知覚過敏」かもしれません。

今回は知覚過敏についてお話していこうと思います。

知覚過敏とは

知覚過敏は冷たい飲食物や歯みがきの刺激で特に虫歯や歯の神経の炎症などがないのに一過性にしみたり、痛みを感じる症状のことです。

これは何かしらの原因によって歯の表面のエナメル質という組織が剥がれ落ちてしまい、内側にある象牙質という組織が剝き出しになることにより外からの刺激が象牙質内の象牙細管を通じて神経まで伝わってしまうため起こると言われています。

 

知覚過敏の原因

ではなぜ象牙質が剥き出しになってしみてしまうのでしょう?

原因として

・歯肉の退縮

加齢や歯周病、過度なブラッシング時の圧により歯肉が退縮してしまう状態

・歯のすり減り、亀裂、破折

打撲等による歯の破折

歯ぎしりや食いしばりにより歯が過度にすり減ったり、亀裂が入ってしまう状態

強い力がかかることによって起きる歯の根元の部分がくさび状に欠けてしまう状態

・酸蝕歯

炭酸飲料など酸性の飲食物によって歯が溶けだしてしまう状態

・ホワイトニング

ホワイトニングの薬剤の刺激によるもの

が挙げられます。

知覚過敏の予防法、治療法

予防法として

・お口の中のケア

正しい力加減で歯磨きをすることにより歯のすり減りを予防できます。

またお口の中をきれいにすることで歯が溶けやすい状態の酸性に傾きにくくなります。

・歯ぎしりや食いしばりに気を付ける

日中の食いしばりや噛みしめは無くせるよう意識して生活してみて下さい。

睡眠時の歯ぎしりなどはマウスピースを使うことにより過度な力が歯にかからないようにします。

・飲食物の取り方に気を付ける

炭酸飲料や酸っぱい飲食物を摂取する場合は長時間かけて取るのではなく、時間を決めたり、回数や量を減らしたりと、お口の中が常に酸性の状態にならない様気をつけて下さい。

 

治療法としては

・知覚過敏用の歯磨き粉の使用

硝酸カリウム、乳酸アルミニウムという成分の入った歯磨き粉を持続的に使用することにより予防や症状の緩和がみられます。

・薬剤の塗布

薬剤を塗り象牙細管を閉鎖します。

・樹脂で保護する

症状が長引いたり、強い場合は樹脂で保護します。

・噛み合わせの調整

強く当たっている嚙み合わせを調整することによって症状の緩和がみられる場合があります。

・マウスピースの使用

睡眠時にマウスピースを使用することにより症状の緩和がみられる場合があります。

・歯の神経を取る

他の治療法を試したが症状が強く日常生活に支障が出る場合は神経を取る処置を行うことがあります。

最後に

知覚過敏にも原因はいくつかあります。

また“しみる”といった症状は虫歯の時もみられることがありますので、症状を感じたら早目に歯科医院を受診しましょう。

早期発見により症状がひどくなる前に対処できることもありますので定期的な歯科検診をおすすめします。

知覚過敏にお困りの方や、不安な方はぜひ当院にご相談ください。

 

戸田・戸田公園の歯医者「医療法人社団歯友会 赤羽歯科 戸田診療所」

JR埼京線 戸田公園駅 東口から徒歩5分